静岡県庁に来ております。
健康福祉部の方々と『防災型お薬手帳』普及促進事業について、経済産業部の方々と、ふじのくに『食の都』づくりの推進についての意見交換を行いました。
5年前の東日本大震災において、服用している薬が津波等で流出し、薬の名称がわからなくなる事例が多く発生した際に、救護にあたる医療関係者の間で、薬の服用履歴、既往症、アレルギーなどの医療関係者に必要な情報が収められているお薬手帳の有用性が注目され、静岡県薬剤師会は、県医師会、県歯科医師会、そして県と共同で静岡県下統一のお薬手帳を作成し、医療現場や災害時において活用できる全国初の『防災型お薬手帳』を作成しました。
防災型の特徴としては、防災情報の掲載、常時携帯しても擦り切れにくく、濡れても大丈夫なように表紙を防災紙にするとともに、停電時でも困らないように、同じく表紙に蛍光印を使用しています。
静岡県において想定される東海地震に備えることを目的として、お薬手帳を普及させ、発災時に常時携行又は非常持出品とするよう県民に啓発しています。
ふじのくに「食の都」づくりは、全439品目(農産品339品、水産品100品)ある、食材の王国という地の利を活かし、食材の生産者と、これを料理し提供する料理人とを結合させ、地域で取れたものを地域で、おいしく、楽しく、美しくいただくという、ふじのくに食文化を創造し、国内外の人々を惹きつけることを目的に、いろいろな事業を推進しています。
県民参加型の県産食材を活用した様々な取り組みについて、お話を聞かせていただきました。
お忙しい中ご対応いただいた、健康福祉部生活衛生局薬事課課長の岡野様、薬事企画班班長の米倉様、経済産業部産業革新局マーケティング課課長代理の永井様、6次産業推進班班長の仲田様、また、調整いただいた県議会事務局政務調査課主査の小林様には、心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。