気仙沼市・赤岩牧沢にある、NPO法人オールラウンドヘリコプターを視察致しました。
オールラウンドヘリコプターは、医療用多目的ヘリコプターとして、昨年10月、ヘリ1機の本格運航を開始しました。
牧沢に事務所とヘリポートがあり、操縦士、整備士、救急救命士の計4名が常駐。
主に気仙沼市内の病院の要請に基づき、石巻赤十字病院等の救命処置が可能な医療機関に患者を搬送しています(患者負担はありません)
気仙沼市、南三陸町、石巻赤十字病院と協定を締結し、利便性を高めるため、気仙沼市、石巻市、女川町の離島・出島など11カ所に臨時へリポートを設置する許可を得ています。
実績として、昨年9月、岩手県立大船渡病院からの要請で、東京から大船渡市まで患者を搬送(約2時間)
12月には本吉病院から、脳梗塞の男性を石巻まで搬送(搬送時間37分)
搬送された男性は後遺症もなく、現在も元気に日常生活を送っているそうです。
上記のような重症患者の搬送のみではなく、地域の医師不在時間を短縮する為の医師搬送、行方不明者の捜索や災害時の上空偵察、物資の輸送等、医療から防災まで幅広い可能性を持っており、今後の活躍が期待されます。
お忙しい中ご対応いただいた、事業推進部・部長の熊谷様(写真)はじめ、社員の皆様には、心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。